アーチェリー 少年女子団体予選
甲府城西高 4位で予選通過!
今年のインターハイを制した甲府城西高3年生トリオ。
左から
小野綾香選手(おの あやか)、清水遥選手(しみず はるか)、村木友里選手(むらき ゆり)
全体4位で予選通過(予選通過は8チーム)、明日の決勝ラウンド(9:00~)では「楽しんでプレーします。目指すは1位!」
アーチェリー少年女子団体戦
決勝ラウンド
山梨県代表(甲府城西高)優勝!!
前日の予選ラウンドを4位通過した山梨(甲府城西高3年、村木友里選手・清水遥選手、小野綾香選手)。まずは決勝ラウンド・準々決勝で予選5位の東京と対戦。6-2で勝ち、準決勝へ。
※決勝ラウンド:男女とも70mの距離で1セット2分6射(2射×3名)の4セットマッチによるトーナメント方式で行う。(1セット120秒以内に3人射つ)
ポイント制で各セット、勝ち:2ポイント、引き分け:1ポイント、負け:0ポイント。
準決勝は予選1位福岡を下した愛知。厳しい展開となった。
準決勝戦 vs愛知
第1セット山梨(0ポイント)38-50愛知(2ポイント)
第2セット山梨(2ポイント)49-46愛知(0ポイント)
第3セット山梨(2ポイント)46-43愛知(0ポイント)
第4セット山梨(0ポイント)43-45愛知(2ポイント)
合計 山梨4-4愛知の同点、シュートオフにもつれ込む。
※シュートオフ:同点の場合、両チームの各競技者が1射し、合計得点の高いチームを勝ちとする。(60秒以内に3人射つ)
シュートオフはインターハイでも経験済み。見事な集中力で29-20の圧勝。
29点はスゴイ!
鬼山監督「あいつらここ一番で強い」
いよいよ優勝決定戦へ。
相手は長崎。地元の大応援団を背に、ここまで大差で勝ち進んできた。元気で勢いのあるチームだ。
優勝決定戦 vs長崎
第1セット 山梨49点(2ポイント)ー 長崎44点(0ポイント)
第2セット同点、山梨45点(1ポイント)ー 長崎45点(1ポイント)
第3セット、山梨50点(0ポイント)ー 長崎52点(2ポイント)
ここまでの合計、山梨3ポイント ー 長崎3ポイント。
勝負は最終セットへ。
第4セット、山梨45点(2ポイント)ー 長崎43点(0ポイント)
トータル山梨5ポイント- 長崎3ポイントで、山梨が勝利!!
3年ぶり3回目の優勝。昨年2位の雪辱を果たした。
またこのメンバー(甲府城西高)としては、2013インターハイ、2014インターハイ、そして今大会と3度目の全国制覇となった。
左から
鬼山和久監督、小野綾香選手、清水遥選手、村木友里選手
鬼山監督
「アーチェリーはメンタル。技術指導は昔からそれほど変わらない。選手には怒るときは怒り、褒めるときは褒めてメンタルをコントロールしてます」
「山梨はいつも合同練習をしているので家族のようなチームが出来る。それがメンタルの安定に繋がっているのでは。そして練習量も多いんですよ」
小野選手。
優勝決定、感極まる。
「一番手の私が取ると後ろの2人が乗る。表には出さなかったが、すごくプレッシャーがあった」
極限の緊張から解放された瞬間だった。
試合中も笑顔を絶やさずチームの雰囲気づくり。
「アーチェリーは生涯スポーツ。これからも競技を続け、この3人で戦っていきたい」美容系の学校へ進学後も大好きなアーチェリーを続ける。
長崎はいかがでしたか?
「佐世保バーガー、めっちゃウマイ!!」
涙まじりの笑顔で答えてくれた。
清水選手(中央)
予選ラウンド「風も強く国体の雰囲気にビビった」
準決勝のシュートオフでは“1本の重さ”を感じた。
「でもそこがアーチェリーの面白さ」と3人で29点の高得点をマーク。
決勝は「長崎が上手で圧倒されたが、今回のテーマである“楽しむ”を貫いた。相手のスコアを見たり、長崎応援団の大歓声を聞くとマイナスになるだけ。笑顔で楽しく望むことを心掛けました。山梨県に貢献出来て嬉しい」
好物のオムライスが笑顔と活力に。
今後はアーチェリー用具関係の仕事に就く予定。もちろん、アーチェリー続けます。
村木選手
「とても嬉しいです。チームメイト、監督に感謝です」
「監督を信じてここまで来れた。監督でありチームメイトです」
決勝は厳しい戦いであったが、インターハイ優勝の経験が活きた。
「決勝戦では相手が射っている間、どーでもいい話をしていたんですよ」
メンタルを保つ秘訣か!?
「3年間でこんなに戦えるようになるとは思っていなかった」
練習は平日午後4時~7時、土日午前8:30~午後5時(月曜のみ休み)
他の県と比べても圧倒的に練習量が多いという。土日の一日練習では500本の弓を射つ。この練習量の賜物です。
※山梨県には練習場が2か所(緑が丘・八代)しかないので、主に緑が丘で各校が合同練習をしている
なお村木選手は個人戦でも4位に入賞している。
「佐世保名物のレモンステーキ、美味しかったです。パワーになりました」
卒業後はアーチェリーを続けながら看護学校へ。その人懐っこさと強いメンタルは看護の世界でも必要とされるはず。
敷島中から甲府城西高までずっと一緒にアーチェリーに打ち込んできた。
次は成年女子チームで全国制覇を期待!