平成26年10月13日(月・体育の日)


空手道競技会 in 佐世保市体育文化館


初日 山梨県選手団の闘志溢れる戦い

早朝、台風が九州に上陸。大会運営にも支障が出たが、スタッフの必死の対応で戦いの舞台は整った。

長谷川克英監督(先頭)率いる、男子5名・女子4名の山梨県選手団。

少年女子形個人戦 

 

宇海水稀選手(日本航空1年)判定に泣く。

 

0-5。まさかの一回戦敗退。

インターハイ覇者が一回戦で姿を消した。

自分が普段“持っている”形「クルルンファ」で臨んだが、判定は0-5。

会場は割れんばかりの大歓声。相手は地元・佐世保の川野杏華選手(佐世保東翔高3年)であった。


※2回戦は以下の第2指定形の中から選ばなければならない。

「クルルンファ」「セーサン」「エンピ」「カンクウショウ」「マツムラローハイ」「ニーパイポ」「クーシャンクー」「ニーセーシー」


優勝を目標に臨んだ国体。“絶対に勝たなければならない”というプレッシャーと会場の雰囲気に「いつもより力が入ってしまった…」


長谷川監督「出来は良かったと思う。会場の雰囲気に圧倒された」



大粒の涙が零れ落ちる。

「山梨の代表として何も貢献出来ず情けない」

「3月の全国選抜大会では絶対に優勝します」

 

インターハイ優勝、国体一回戦敗退。

こんなこともある、良い経験が出来たと思う。

まだ1年生、今後の成長と全国そして世界での活躍を期す。

 

長谷川監督「悔しかったら来年勝て!」

 

 

成年女子組手個人戦


門屋安里奈選手(近畿大4年) 4位!

門屋安里奈選手(かどや ありな・土佐女子中~日本航空高~近畿大4年キャプテン)

国体は高校1年生から7年連続出場。高校2年生時に3位、大学1年時は優勝をしている強者だ。

初戦は前半緊張して固かったが、後半は自分のペースで戦えた。8-0の圧勝でスタートを切ると、2回戦7-0、3回戦3-0、4回戦2-1で実力通り準決勝へ。相手は地元長崎の東 世菜選手。

門屋選手「相手を意識し過ぎて力が出せなかった」

地元の大声援を受けた東選手に、0-4で敗戦。3年ぶりの優勝を逃した。


「疲れがあった」3位決定戦は0-2で敗れた。

しかし国体でベスト4は立派!山梨代表として堂々と戦ってくれました。

得意技は逆つき上段。

良い指導者目指して頑張ってください!


成年男子組手個人戦(軽量級)


長谷川裕介選手(関西大4年)ベスト8


長谷川裕介選手(はせがわ ゆうすけ・増穂中~東洋大牛久高~関西大4年)


2回戦8-0、3回戦7-1、ベスト4を目指した4回戦は1-1、判定1-4で惜しくも敗れた。

「悔しいけどベスト8が目標だったのでノルマは達成できた」

手足のリーチの長さを活かした蹴り・打ちが印象的だった。


中学時代は形の選手だったが、高校で組手の楽しさを知った。将来は教員になり指導者を目指す。


「なぜそんなにリーチが長いの?」

「牛乳と野菜ジュースをたくさん飲んでました」


成年男子組手個人戦(重量級)


荻原昌志選手(長谷川空手スクール)


ベスト8

荻原昌志選手(おぎはら まさし・甲府北中~山梨学院高~山梨学院大学~長谷川空手スクール指導員)


3回戦0-0、判定4-1で4回戦へ。ベスト4をかけた一戦は、ナショナルチームの実力者相手に効果的な技を決められず0-2。残り10秒に上段つきを決められた。しかし初めての国体でベスト8の結果を残す。


「接戦を大切に戦おうと心掛けた。山梨代表としてプレッシャーを感じず楽しく出来た」


空手は「自分がやればやるほど結果が出る。子供達にも空手の楽しさを教えていきたい」



平成26年10月14日(火)




空手道競技会 in佐世保市体育文化館


2日目

少年女子組手個人戦

 

山本美香選手(日本航空高3年)善戦。

山本美香選手(やまもと みか・日本航空高3年)

 

3回戦の相手は地元の中川奈緒子選手。「ここがヤマ。これに勝てば優勝までいける」動きは良く手ごたえは感じていたが。。。

0-0で試合を終え、判定は0-5。「追い込みが足りなかった」


※中川選手は2位


自身初の国体と長崎「佐世保バーガーと角煮がメッチャうまい!」

実は昨日、携帯電話を紛失するハプニングが。

「まだ見つからなくて。。。」

 

➡夕方、無事見つかったそうです。胴着の中に。

良かったですね!

激励の連絡がたくさんあったかな。

 

 

少年男子組手個人戦

 

中村良太選手(日本航空高3年)


2回戦で姿消す

中村良太選手(なかむら りょうた・日本航空高3年・小布施中出身)


2回戦から登場。残り15秒、0-5。

「いくしかない!」相手を追い込み、上段蹴り、決まる!

3-5。残り10秒、攻めまくったが決めきれなかった。

試合中、判定に何度も首を傾げた。


「気持ちが前へ前へいってしまった。冷静に落ち着いて臨んだはずだったが。。出場出来なかった仲間たちの分も最後の大会で結果を出したかった」


「樋口先生(日本航空高)に教わりたくて、山梨に来た。色々な経験をさせてくれ、思った以上に強くしてくれた。空手を通して相手を敬う心を学んだ」


進学を希望し、空手も続けていく。


成年女子形個人戦


古川かれん選手(明治大1年)


ナショナルチーム選手に屈する

2回戦、形:クルルンファ


古川かれん選手(ふるかわ かれん・日本航空高~明治大1年・兵庫県出身)

 

高校2年時・3年時に、高校選抜・インターハイ・国体の全てにおいて優勝。大学生となった今大会も全国トップレベルの技を披露した。

 

1回戦4-1(形:セーパイ)、2回戦4-1(形:クルルンファ)


3回戦の相手はナショナルチームの先輩・岩本衣美里選手(北海道)、形は共にスーパーリンペイ。得意の形で挑んだが、「なかなか勝てない先輩」に2-3で敗れた。

しかし「メチャクチャ良かった!」と過去一番の出来に笑顔。


「大学やナショナルチームの先輩にチャレンジ精神でぶつかりたい」

次の目標は全日本空手道選手権(12月)で上位進出。


全国へ世界へ夢が広がる。




 

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