相手守備陣を翻弄した発想豊かなプレーは、“考えて動く”というチームモットーから生み出された。

「練習は失敗の場」数々の連係プレーを試してきた努力が実を結んだ。

一時はリードを許す場面もあったが、相手のミスを逃さず速攻で得点を重ね、接戦を制した。

※試合は黄色のユニフォーム

“ボールを持った格闘技”

苦しかった、勝った！

終了１分前まで１点差。日川の猛攻を受けるなか、カウンターから止めを刺したのが、３年生・佐藤風香だった。

今年は１、２年生主体の若いチーム（部員１７名中、３年生４名）だが、ここぞという時に３年生が締める。

キャプテン・鈴木汀はセンターで攻撃の起点となり、キーパー・遠藤華子は何度も決定的なシュートを弾いた。

さぁ関東。

昨年はベスト８。目指すは４強です。

遠藤華子（左・えんどう はなこ・３年・塩山中出身・キーパー）

鈴木汀（中央・すずき なぎさ・３年・キャプテン・山梨北中出身・センター）

佐藤風香（右・さとう かおる・３年・塩山中出身・右サイド）

お寿司大好き・鈴木キャプテン「１、２年生と噛み合わず、喧嘩が多い時期もあった。乗り越えて強くなりました」

「毎日の目標を定め、しっかりと練習します。関東はベスト８以上」

部員１８名。１年生が１１名入部！

３年生は佐久間優奈キャプテンのみ、こちらも若いチーム。

駿台の多彩な攻めにも徐々に順応。終盤、パスミスからの失点が悔やまれるが、取られても取り返す底力に今後の飛躍が感じられた。

キーパー佐久間キャプテンも決定的シュートを止めまくった！

応援も力に。

キャプテン・佐久間優奈（さくま ゆうな・３年・キーパー・山梨北中出身）

「序盤は思い切り行けたが、後半に焦りが出た。悔しいです」

関東の目標は優勝。

今川真奈（いまがわ まな・１年・山梨南中出身）は今年4月、U１６日本代表候補に選出された期待の１年生。６月下旬の日韓交流試合（韓国）にもメンバー入りしている。

「相手に焦らされ、速攻が出来なかった。修正して関東ではベスト４を目指します」

身長１６６ｃｍ、大型新人のスタミナ源はカレーライス。

「甘口じゃがいもカレーが大好き。自分でも作りますよ！」

点を取られても、すぐに取り返す。

「気持ち」と「プレー」の切り替えの早さが武器。

キャプテン・岩窪達哉（いわくぼ たつや・３年・笛川中出身）

「走るハンドを目指してきた。朝練では毎日３.５kmを走っている。運動量で圧倒したい」

「関東では一戦一戦大切に戦い、４強に食い込みます」

谷村興譲館・塩山・笛吹・身延山にオープン参加の日川（ラグビー部）を含む、５校によるリーグ戦。

谷村興譲館が全勝優勝、２位は塩山（３勝１敗）、

３位・身延山（１勝３敗）、4位・笛吹（４敗）の結果となった。※日川（２勝２敗）は順位から除く

谷村興譲館はインターハイ出場決定！

なお関東大会（山梨・小瀬）には、谷村興譲館・塩山・笛吹・身延山の４校が出場する。

大将を務める、大本陸（前列中央・おおもと りく・３年・都留第二中出身）は「日々精進し、インターハイではベスト８に入りたい」

細身ながら鍛え上げられた筋力・スピード・技で、大きな相手を投げ倒した。

「相撲は引き分けがなく白黒ハッキリする、そして僕みたいな小さな体でも大きな人に勝てるところが楽しい」

得意技はツッパリ・粟澤拓海（あわざわ たくみ・３年・都留第一中出身）

個人の部で優勝＆インターハイ出場！

インターハイには同じく谷村興譲館の宮下愁（みやした しゅう・３年・個人の部２位）と大本陸（個人の部３位）も出場決定。

全国へ向け、離陸準備OK！

日本航空、団体３種目制覇！

男子団体組手・女子団体組手・女子団体形で優勝。

男子団体形は山梨学院が制す。

女子団体組手、女子団体形、２位は山梨学院。

「私たちの強みはチーム力。一人では出せない力を全員で引き出す！」

女子主将・日向琴乃（右から２番目・ひゅうが ことの・３年・組手・下部中出身）の言葉通り、皆で声を掛け合った。

次なる目標は、関東大会で上位入賞。

心身の鍛錬。その成果を試す。

静寂の中、張り詰めた空気が流れる。

 女子団体戦・３回戦より。

男子団体優勝：甲府工A

女子団体優勝：巨摩B

男子個人優勝：植松純希（甲府昭和）

女子個人優勝：初鹿玲菜（巨摩）

⚽高校総体兼関東大会県予選・準々決勝（５/10)

山梨学院VS東海大甲府

日本航空VS北杜

帝京三　VS甲府東

韮崎　　VS駿台甲府

☛「サッカー」                      ８強の激突！