平成26年7月13日(日)

 

第60回全日本中学通信陸上 山梨県大会 2日目

結果表

 

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共通女子 走高跳 決勝 

田中瑠々花選手 県中学2年新記録&全日中標準記録突破!

田中瑠々花選手(たなか るるか・大月東中2年/大月東小出身)

 

 

9時20分:エントリー総勢41名による競技開始

 

10時:曇りだが、気温は、早くも27°

 

11時過ぎ:バーの高さ1m51で、3名に絞られる。ここから、試技はテンポよく進む。

 

1m54から田中選手と中学選手権者・秋山愛賀選手(あきやま あいか・押原中3年)の一騎打ち。

 

1m57、両者クリア。

バーの高さは、いよいよ全日中参加標準記録1m60へ。

 

「夢が近づいてきました」・・・場内アナウンス

 

「頑張っていこう」 「二人とも越しちめえし」・・・審判員の皆さん

 

秋山選手の1回目、非常に惜しいトライアル、非情にもバーに嫌われた。

今回は、ここで力尽く。無念のリタイア。中学総体に賭ける!

 

一方の田中選手、淡々とクールに試技を重ね、とうとう1m60を1回で跳ぶ。この時、11時20分。新たな時代の幕開け・・・と、なった。

 

一人舞台の挑戦。

1m63に上げたバー。トラックぎりぎりからの助走。時間をかけず、すうっと走り出す。やや前傾姿勢、11歩でバーに向かって右から入る。左足で踏み切る。

跳躍の頂点手前での、上半身の右方向への”ひねり”が特徴か・・・

 

2度目に成功!どよめくスタンド。

県2年生記録更新!(従来の記録1m60)

 

1m66、県中学新記録は、オ・ア・ズ・ケ。

 

 

 

 

 

 

 

知りませんでした。勉強不足たりゃ、ありゃしない。

 

走高跳ピットの応援席スタンドに、あの”欧米か!”・・・

 

田中女瑠萌選手(メルモ/桂高校2年/走高跳 高校総体2位・県選手権2位・南関東8位入賞/自己ベスト1m64/「頑張って、今年1m70を越えます」関東大会後の宣言)がいます。

 

遅ればせながら、ピンときました。

ハイ、ご姉妹で、ありました。

お母様・桂子さんと。

 

姉妹揃ってミニバス出身。姉に「自信をもって跳べ」と言われ臨んだ、今大会。

1年生時、長距離や幅跳びにも挑戦して、体力には自信がある。

駅伝もやる。

 

好きな教科は保健体育。趣味は、走ること。

今朝は、味噌汁だけ。

 

もう一人、女の子がいたら、萌花(モカ)と名付けるつもりだったとか・・・

 

メ  ル  モ

ル  ル  カ

モ  カ

 

ハイ!横読み、縦読みして下さい。

お後が、よろしいようで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共通女子 100mH 決勝 

三吉南緒選手 県中学2年新記録&全日中標準記録突破!

決勝14:35:風が止む。スタート直後、一台目のハードリング。

 

三吉南緒選手(ナオ・櫛形中・2年/5月の中学選手権者・その時の記録15秒47)4レーンの紫。

決勝は、チョット疲れてしまい(本人談)14秒94で1位。

 

2位:3レーン中田舞花15秒01(南部中・3年/中学選手権3位・15秒62)

 

3位:5レーン板楠千尋15秒31(韮崎西中・3年/中学選手権2位・15秒57)

 

ハイ・レベルなレースが展開された。

 

 

 

 

 

 

167cmの長身。上体があまり”かぶらない”ハードリング姿勢。

よく追い込んだ中田選手。

準決勝1組:追い風0・9m

 

倒れこむようなフィニッシュでゴール。・・・転びそうなゴールは、走れた証し、との事!

 

速さは、誰の眼にも明らかだった。

 

速報に、スタジアムが沸いた。

 

14秒67、風は公認。

全日中突破(14秒85)並びに 県中学2年新記録(従来の記録14秒93)

 

これは、その時の”ヤッター顔”です。

県中学1年生記録保持者(15秒41)、2年記録も越す。

 

「1週間前、ハードリングの足が合わず、満足な練習が出来なかった」

 

「だから、この結果は想定外でビックリしている」

 

小学6年時からハードルに取り組む。

 

体育が好きな、大型ハードラー。

 

「今、ケーキ・ドーナツをたくさん食べたい!それとステーキも」

 

また、アッと驚く記録を期待する。期待できる選手だと感じる。

 

 

 

1年男子 100m 決勝 珊瑚龍之介選手 大会新記録樹立!

決勝の中間疾走。

 

4レーン:珊瑚龍之介選手(サンゴ・南部中)オーソドックスで大きなランニング・フォーム。伸びるストライドで、なおかつピッチも早い。

167cm・58Kg、もっとデカく見える。

 

予選:向かい風0・2m、12秒12

 

準決:追い風1m、11秒95

 

そして、今日3本目・決勝:追い風1・5m、11秒90

大会記録12秒04を大幅に更新した。

最終盤、少し上体がブレ、腕ふりが乱れるが、下半身はしっかり動き、ブレーキはかからない。

 

予選から3レースをキッチリ揃えた。強い!

 

 

富河小時代は、南部スポーツ少年団で野球をやっていた。

 

それでも、5年生で13秒65、

     6年生では12秒65で走る。

 

そして今日、11秒90がでた。

 

「5年~6年生で1秒縮めた。ジュニアオリンピック参加標準記録11秒80を突破して、11秒65が今年の目標」

 

南部中では美術部に籍をおく。陸上部は無い。個人のユニフォームで参加している。

 

「先生とクラスのみんなが応援して送り出してくれた。頑張れました」

 

時々、身延高校に出向き、走らせてもらう。

 

まわりへの感謝を忘れない。数学好きなスプリンター。

 

 

 

 

共通男子 3000m 決勝

2組のタイムレース。第2組残り650m。

 

望月悠斗選手(ゼッケン1・もちづき ゆうと・白根巨摩中・3年・白根飯野小出身)がトップに躍り出て、独走。

 

記録9分19秒45。

 

5月の県中学選手権800mでも優勝している。

 

 

共通女子 走幅跳 決勝

1位:山口華枝選手(やまぐち はなえ・上条中・2年・大国小出身)

記録:5m25(自己新記録)

 

県中学選手権に続く栄冠。その時の記録(5m18cm)より7cm伸ばした。

 

 

 

共通男子 走幅跳 決勝

1位:武井咲斗選手(たけい さきと・上野原西中・3年・上野原西小出身)

記録:6m21

 

自己記録は県中学選手権(優勝)でマークした6m31。

 

目標は県総体(7/28・29)で全日中参加標準記録・6m50を跳ぶこと。

 

 

共通女子 砲丸投 決勝

1位:三神優衣選手(みかみ ゆい・玉幡中・3年・竜王南小出身)

 

6回目の投てきで見事11m越え。記録11m04。

自己記録10m48(県中学選手権)を大幅に更新した。

 

県中学選手権3冠(砲丸投・円盤投・ジャベリックスロー)の実力者。

目標の12mまで着々と近づいている。

 

 

共通女子 200m 決勝

ゴール前の接戦を制したのは飯島しおん選手(手前・山梨南中・2年)

26秒50の自己新記録。

 

「前半に前傾姿勢を保ち、後半に繋げた」

 

県中学選手権同様、3年生を振り切り堂々の優勝。

 

 

 

共通男子 200m 決勝

石和中のワン・ツー・フィニッシュ!

 

1位:小幡隆史選手(おばた たかし・石和中・3年・石和西小出身・県中学選手権チャンピオン)23秒46。

 

2位:榊原智仁選手(さかきばら ともひと・石和中3年)23秒66。

 

小幡選手は準決勝で23秒44の自己新記録更新。

「全日中参加標準記録22秒75を県総体で出す!」

 

 

 

 

共通女子 800m 決勝

2位に約4秒差をつけて優勝。

 

小田切愛優選手(おだぎり あゆ・八田中・3年・八田小出身)

記録:2分24秒21(自己新記録)

 

 

女子1500mでも2位と好成績。

 

 

共通男子 800m 決勝

「ラストで勝てた」

山田駿選手(やまだ しゅん・韮崎西中・3年・韮崎北西小出身)

記録:2分06秒39(自己新記録)

 

1年時の新人戦以来2度目の800m挑戦で優勝。

 

1500mと合わせて2冠達成!

 

 

 

 

共通男子 四種競技 決勝

1位:赤井滉太郎選手(あかい こうたろう・韮崎東中・3年・韮崎小出身)

 

記録:1850点(自己新記録)

 

 

 

 

本日、お伝え出来なかった競技(共通女子4×100mR決勝・共通男子4×100mR決勝)及び閉会式の模様は、一両日中に、急ぎご案内します。

申し訳ございません。

 

スポーツ山梨・スタッフ一同。

 

 

7月14日(月)午前6時30分。

 

 

1年女子 4×100mリレー 決勝

 

 

1位:石和中 56秒27

 

左から、

第1走:新田阿子選手(にった あこ)

第2走:小林紀香選手(こばやし のりか)

第3走:内田怜那選手(うちだ れいな)

第4走:五味愛花選手(ごみ まなか)

 

 

共通女子 4×100mリレー 決勝

1位:石和中 50秒26

 

左から、

第1走:平出好笑選手(ひらいで このみ)

第2走:望月優選手(もちづき ゆう)

第3走:望月愛選手(もちづき あい)

第4走:菊嶋夏帆選手(きくしま なほ)

 

※4×100mRは、今大会と県総体(7/28.29)の優勝チームでタイム上位が全日中へ出場

 

 

共通男子 4×100mリレー 決勝

1位:石和中 44秒14

 

左から、

第1走:小幡隆史選手(おばた たかし・3年)

第2走:土屋拓斗選手(つちや たくと・3年)

第3走:榊原智仁選手(さかきばら ともひと・3年)

第4走:田中拓海選手(たなか たくみ・3年)

 

※4×100mRは、今大会と県総体(7/28.29)の優勝チームでタイム上位が全日中へ出場

 

 

 

 

閉会式

女子優勝校:櫛形中 80点  なんと12連覇!

 

2位:石和中 48点

3位:八田中 44点

 

男子優勝校:石和中 88点  3連覇!

 

2位:櫛形中 44.5点

3位:城南中 40点

 

 

最優秀選手 表彰

 

男子:廣瀬錬哉選手(右・塩山中3年 ※写真は代理)

 

女子:田中瑠々花選手(左・大月東2年)

 

 

小中体連 陸上専門部 鈴木正一部長(白根百田小 校長)講評

 

「県中学陸上界も、古豪と新興勢力の台頭で地域格差がなくなり、県内全体で陸上競技が活発になっている。登録競技人数も昨年を上回る1200名」

 

「県総体ではさらに良い記録を期待する。また関東、全国へ出場する選手は胸を張って戦ってください」

 

 

 

 

一流であれ 櫛形中

 

陸上選手の宝庫・石和中

 

競技人生、十人十色。続ける者、ここで区切る者。陸上は、己の限界を探る旅。そして、そこを越える戦い。負けて知る、自分自身のチカラ。よりハヤク、よりタカク、そしてよりツヨク、自己を高める。

 

そこにあるのは、「競争」ではなく「共走」であり「共生の心」だ。

 

己を知るために、共に走る。共に、友と探る、自分探しの旅。

 

競技から退いても、この学びは生涯の宝物となるでしょう。

 

「3年間の”陸上共走”に悔いなし」

 

羽ばたけ、人生のアスリート達! 栄光を讃える!

小中体連 陸上専門部

 

 

「さあ行こう」

 

さあ行こう、でっかい夢を引っ下げて。

さあ行こう、大いなる未来へ。

みんな口を揃えてそう言うけれども、そんなに簡単なことじゃない。

ゴールした瞬間 ‟やったぁ”その想いでくしゃくしゃになる顔がある。

最後の試技を終えた時 ‟頑張ったんだから”そう言い聞かせなくても、

止まらない涙もある。

そこにひとつひとつの表情がある。夏に向かう風の中で、色々な想いがあって、涙が出たり、悔しかったり、嬉しくて、切なくて、それでも胸張って、

 

さあ行こう。

 

See You Again!!

 

                        by 場内アナウンス

 

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