平成26年5月20日(火)

 

甲府商業 剣道部

男子剣道部員(3年6名・2年3名・1年3名)

 

総体では、日本航空高に次ぐ準優勝。

 

総体優勝36回を誇る強豪・甲府商業剣道部の”聖地”・商友館を訪問した。

 

すみずみまで掃除の行き届いた道場。きちんとした挨拶。神聖な空気が流れる。

 

関東大会(6月6~8日)群馬県前橋市

インターハイ予選(6月14日 個人戦)

        (6月21日 団体戦)いずれも、小瀬武道館

両大会に向け稽古に余念なし。

 

「無敵甲商 赤き血踊る若人の 衝天の意気いや高し」

 

 

女子剣道部員(3年3名・2年4名・1年7名・マネージャー3年1名)

 

総体連覇を果たす。28回目の栄冠。堂々の優勝旗とともに。

 

今後の大会日程は、男子と同じ。

 

朝練は、土曜を除き、毎日7時から約1時間。道場稽古が中心だが、週2回は、走り込みを取り入れるメニュウ。

 

「無敵甲商 思いかないて勝どきの 声高らかに 轟きぬ」

 

 

女子主将 望月美香選手(もちづき みか・3年・甲府西中出身)

 

兄の影響で、小学校2年から始める。

剣道を極めるため、甲府商業へ。

 

男子主将 大村康将選手(おおむら こうすけ・3年・山梨南中出身)

 

やはり、兄の後を追い、幼稚園年長の時、剣道と出会う。

始発電車で甲府駅、自転車に乗り換え通学。毎日!

 

聞く姿勢、答える姿勢、完璧にして隙無し。

 

「臨む力のたくましさ イザ イザ フルエ 無敵甲商」

 

 

    

「何 苦 礎」

 

道場に掲げられた「ナニクソ」

 

面の手ぬぐいにも「何 苦 礎」の染め抜き。

 

人生は 何事も 苦しい時が 自分の基礎を作るのだ!(勝手な解釈でスミマセン)

 

人間形成の道場。取材を通じ、心が洗われ、元気をもらった。再訪を約す。

今宵は、睡魔に克つ!

「ナニクソ」

 

 

 

 

平成26年5月18日(日)

 

麻溝公園陸上競技場 視察

 

午後3時30分、保土ヶ谷球場からの帰路。麻溝公園陸上競技場(相模原市)を視察した。

ここは6月20日~23日の4日間、陸上競技 関東大会の舞台。

 

神奈川県高校総体の2日目。最終種目・男女の4×100R決勝が行われていた。

 

写真は、2走ー3走のバトンパス。第5レーン・相洋高校(小田原市)がリードする。

 

判定中につき参考まで。

 

 

16:10 男子。

2走ー3走。

大混戦から第4レーン・相洋が一歩リード。

 

 

相洋の男女アベック優勝。

 

 

 

大会2日目終了時の男女総合得点。大会は5月24・25日と続く。

左右のスタンドは芝生席。

 


電光掲示板の後ろにサブトラック。

 

メインスタンド。

 

メインスタンドは、ベンチシートでなく個別シート。

 

麻溝公園陸上競技場、ネーミングは「相模原ギオンスタジアム」



 

 

 

駐車場は5ヶ所。1265台収容。

 

17:00、麻溝陸上競技場を後にする。ナビによれば、甲府駅まで97km1時間57分と出るも、国道16号の渋滞で山梨市着・19:40。

 

関東大会開催中は大混雑が予想される。観戦には公共交通機関利用をお勧めする。

元400mハードル日本記録保持者、現 法政大学スポーツ健康学部 准教授・苅部俊二さんが芝生スタンドにいた。

 

母校・横浜市立南高と法政二高を応援。

 

「山梨インターハイですね」気さくに、紳士的に対応してくれた。

 

 

なお大会終了後、相洋高校・古谷拓夢選手(昨年インターハイ100mハードル・400mハードルの2冠)に個人特別表彰が贈られた。

 

 

 

平成26年5月17日(土)

 

高校総体を終えて~いざ関東へ

山梨学院高校 陸上部

青沼李軌選手(あおぬま りき・3年生・男子キャプテン・塩山中出身)

 

‟投てき王国”を牽引する頼もしいキャプテン。県総体2冠(円盤投・やり投)

やりの角度とリリース・ポイントに注意しながらの反復練習。

本戦に向けて最高のパフォーマンスが出来るよう準備していた。

65m越えは時間の問題のように見えた。

 

望月愛美選手(もちづき まなみ・3年生・甲府南中出身)

 

県総体3冠(やり投・100mハードル・7種)

フォーム確認のスローイング。

やり投は総体3連覇。県高校記録更新が待たれる。

 

 

‟投てき王国”四天王。

 

指導する河西真吾コーチ「全員関東大会突破を!」

 

一投に賭けるメンタル集中力を高めるため、予選の三投のうち一投目・二投目を棄権し最後の一投に賭けるドリルを、記録会では実施する予定。

 

関東大会まで、あと34日。

 

「錬磨の妙技誰が知る 必勝の念燃ゆるとき 栄冠常に我にあり」

 

 

澤登裕佳選手(さわのぼり ゆうか・3年生・笛川中出身)

 

県総体砲丸投2位。

2本の支柱を立て、2kgのソフトウエイトボールを使い、突き出しの速さ・高さ・方向性のチェックをしていた。

ディフェンディングチャンピオンとして県総体に臨み惜敗。関東では、その雪辱と12m50の一投を期待する。

 

村田朋実選手(むらた ともみ・3年生・早川中出身)

 

県総体円盤投優勝。

タオルを使ってのシャドー練習。リバースを解禁(県総体ではリバースを封印していた)。リバースとはリリースの瞬間、回転の勢いでジャンプする投てきフォーム。ファウルの危険は伴うが、リリースポイントが高くなり飛距離アップが期待される。

リバースで関東を突破!

 

早川町から通学。朝5:30起床、平均夜9:30帰宅を繰り返すガンバリ屋さん。

 

 

 

近藤祐未選手(こんどう ゆみ・3年生・女子キャプテン・塩山中出身)

 

‟陸上王国”を率いる女神。

 

県総体では、走幅跳・走高跳・100m・4×100R・4×400Rにエントリー。

 

跳び切った!走り切った!

 

取り組んでいたのは助走の改善。

 

36mの助走を取り、踏み切り前の5歩でスピードが落ちないよう留意しながら一本一本丁寧に跳ぶ。その都度ビデオ確認。

 

総体時より軽やかでリズム感のある助走に見えた。

 

関東での大ジャンプをしっかり見据えている。

平成26年5月5日(月) 総体まで あと2日

 

高校総体直前リポート

 

自転車

 

自転車競技(7日・8日)が行われる境川自転車競技場(周長400m)を訪ねた。山梨インターハイ・トラックレースの会場でもある。

甲府工業・富士北稜・笛吹・峡南の4校が総体に向けて合同合宿をしていた。

 

富士北稜高校・川上等先生(山梨県高体連 自転車競技専門部 委員長)に聞いた。

 

「県内高校競技者は30名程度。中学校には自転車競技部がないので高校から始める」

 

「県内唯一の自転車競技場で、普段から学校を問わず‟チーム山梨”として育成強化を図っている」

 

あたかも‟山梨高校競輪一家”のようだ。

 

 

競技は、9種目(速さを競うタイム系と順位を争う競争系)で構成され、各種目の合計得点(1位-5点、2位-3点、3位-1点)で争われる。

 

甲府工業。

総体7連覇を2度含む、24回の優勝を誇る。

 

なお自転車競技は第16回大会(昭和39年)から。

 

富士北稜。

日常はロード練習中心のメニュー。

 

女子はオープン競技となる。

求む、女子レーサー。

 

笛吹。

昨年ストップ・ザ・工業を果たし初優勝。

連覇に挑む。ここにも女子、風を斬る。

 

 

峡南。

プロを目指す。

 

 

選手生徒はバンクで1つ、顧問の先生方も1つテントで競輪一家。

オール山梨の「和(輪)」をもって、地元開催インターハイで大輪の花を咲かす。

自転車倉庫はお花畑。

ライフル射撃

次に訪れたのは射撃ファミリー。

八代射撃場(総体7日・8日)笛吹、甲府城西の記録会にロックオン。

甲府城西高校・古屋すみ先生(山梨県高体連 ライフル射撃専門部 委員長)に聞いた。

 

「昭和61年かいじ国体を機に笛吹高(旧石和高)に創設された。高体連加盟10年。普及・発展にオール山梨で望む」

BP(ビーム・ピストル。デジタル・ピストルとも言う)

10m先の標的を狙う。

 

BP(銃の種類)

S(射撃姿勢:立射・Standing)

40(発射数:40発)

JM(種別・少年男子)

 

BP S 40 JM・・・ライフルの種目名は、数字とアルファベットがまじり 

          あって表記される

 

重さ約1kg。

 

BR(ビーム・ライフル。デジタル・ライフル)

 

BR S 60 JM(男子)

 

BR S 40 JW(女子)

 

AR(エアーライフル)

 

10 S 40 JW(女子)

 

笛吹。

 

ユニフォームは独特のコートとズボン。

 

甲府城西。

 

ライフルの重さは約5kg。腕の筋力より、体幹を鍛えて体のバランスで支える。

 

 

奈良友貴選手(なら ゆき・山梨学院大学1年・笛吹高校出身)

笛吹高校時代、国体2連覇した偉大な先輩。

後輩を温かい目で見守っていた。

射撃へのきっかけは、高校入学時の入部体験との事。

先輩達がカッコよく見えたから。

 

「来た。見た。勝った」

日本航空高校 卓球部・女子バレーボール部

 

卓球部は、高校総体男子6回・女子7回の優勝を誇る強豪校(昨年は男女アベック優勝)

 

この日主力は長野遠征中、1・2年生中心の練習は声を出し合い活気溢れる練習であった。

 

河西辰也監督(着任10年)は「声を出して練習するのが特徴。モチベーションが上がり、自分の力を最大に引き出す」

 

総体開催日程は、7日・緑が丘スポーツ公園体育館(大)、8日・緑が丘スポーツ公園体育館(小)で行われる。

 

 

 

 

男子部員14名。

総体は団体戦の戦い。

1チーム、4人~6人のエントリーで5戦制(シングル~シングル~ダブルス~シングル~シングル)

 

順調に駒を進めれば、決勝の相手は甲府商か!?

 

女子部員は17名。

4連覇に挑む。立ちはだかるのは、甲府商と富士河口湖か!?

 

「祈りをこめて 瞳は誓う」

 

玄関に整然と揃えられた女子部員の外用シューズ。

しかも絶対的に綺麗。

スポーツバックは、きちんと椅子の下に収納され、チャックの開いているバックは無い。

 

競争に勝てる精神的バックボーンを垣間見た気がする。



 

 

三溝克幸(さみぞ かつゆき)監督率いる女子バレーボール部。

高校総体5回優勝(第56回大会~60回大会で5連覇)

6年ぶりの優勝を狙う。

 

「撫子 雄飛」(なでしこ ゆうひ)のスローガンの下。

 

総体開催日程は、

7日 男子:甲府工/甲府東

   女子:甲府南/甲府城西

8日 一宮桃の里/甲府南

17名の撫子(なでしこ)

 

パス、トス、レシーブが乱れた時、

監督が繰り返し言う。

「思いやりがない、心が一つになっていない、仲間を犠牲にするな、自分を犠牲にしろ」

 

スポーツは人生だ。

 

「生命の光 磨けやと 尊き使命 さとすなり」

 

 

 

 

IMPRESSION NOTE

 

取材を終え、体育館を後にする時、3名の女子部員が見送ってくれた。

スリッパを受け取ってくれ、笑顔のお土産付き。

 

Like a traveler.

 

Everyday,Sports day.

 

We Love Sports.

 

Best regards,Thank you.

 

 

平成26年5月2日(金)

 

駿台甲府高校 男子ハンドボール部・陸上競技部

八田政久副校長率いる男子ハンドボール部を訪ねた。

高校総体9年連続21回目の優勝を目指す。

3月25日から開催された第37回全国高校選抜大会(愛知県)では、九州2位の小林秀峰高校(宮崎県)に延長戦の末、悔しい逆転負け。アクシデントにより負傷退場したキャプテン古屋選手のこの夏にかける思いは、人一倍強い。

スピードを活かした攻撃が持ち味の駿台甲府。

3対2の練習を中心に実践さながらの鋭いシュートを繰り返し打つ。

インターバルを取らずに全員が「頑張りましょー!」の声を出しながら攻撃の精度アップに取り組んでいた。

キャプテン 古屋悠生選手(ふるや ゆうせい・3年・松里中出身)

身長173cm・体重65kg・利き腕は右。

高校選抜2014、1試合最多得点ランキングトップ(19点)の絶対的エース。松里中時代、中学県大会全制覇した逸材。

 

自らのプレーでチームを引っ張り、王者であり続けることに全力を尽くす。

コート内での黒ヒョウを思わせる動きから一変、インタビューには穏やかな表情で応じてくれた。

 

「目標とする選手は、1つ上の先輩・佐藤草太さん(駿台甲府~順天堂大)得点力とスピードに憧れます」

 

「‟勝負メシ”は、お母さんの唐揚げ。うまいっす!」

 

「3年生が5人しかいない。下級生をどれだけ引っ張っていけるかがポイント。」

 

「スピードを持って走り切ることにこだわりたい」

 

 

なお、古屋選手は、第22回 日・韓・中ジュニア交流競技会の日本代表に選考された。将来、日本代表選手としての可能性を秘めた14人が日本選手団として、8月23日からの大会に出場する。大会は岩手県花巻市で行われる。

 

 

 

部員22名。

目標は、インターハイベスト8以上。

 

受け継がれる勝者のメンタリティーに期待する。

 

チャレンジング・スピリット

「駿台甲府学徒 われらに 望みあり」

 

陸上競技部

 

8回の高校総体優勝を誇る男子。

 

短距離王国・4×100mのオーダー

左から

奈良光洋選手(なら みつひろ・2年・石和中出身・昨年度高校総体走り幅跳び3位)1走

小田遼太選手(おだ りょうた・3年・石和中出身・昨年度高校総体100m・200mチャンピオン)2走

山下黎(やました れい・3年・石和中出身・昨年度高校総体8種チャンピオン)3走

大久保雄平(おおくぼ ゆうへい・1年・石和中出身・昨年度県中学100mチャンピオン)4走

 

高校総体での目標は、大会記録を塗り変えること。大会記録は、平成17年駿台甲府の41秒59。

 

鍛え抜かれた、フクラハギ。

まるでカモシカ。

マイルリレーチャンピオン・4×400mのオーダー

左から

アンカー・山下選手

3走・奈良選手

2走・小田選手

1走・渡邊黎旺選手(わたなべ れお・3年・駿台甲府中出身・昨年度高校総体200m/400m3位)

 

キャプテン・渡辺竜麻選手(わたなべ りょうま・3年・石和中出身・昨年度高校総体8種2位)

 

次代のホープ・大久保選手

 

高校総体での目標は、やはり平成17年駿台甲府先輩の出した大会記録・3分16秒44の更新。

 

10回の高校総体優勝を誇る女子。

 

女子マイルリレーオーダー ~絶対勝つ!~

 

左から

山田美衣選手(やまだ みい・2年・駿台甲府中出身)1走

小松さくら選手(こまつ さくら・2年・石和中出身・昨年度高校総体100m4位、200m5位)2走

山岸花陽選手(やまぎし かや・3年・櫛形中出身・昨年度高校総体800m5位)3走

白倉若奈選手(しらくら わかな・3年・韮崎西中出身・昨年度高校総体400m3位)4走

 

昨年の4×400mリレーの優勝メンバー2人が残り、心強い。

タイム目標は、3分52秒~53秒台。

大会記録平成22年駿台甲府先輩が残した3分58秒35。

大幅更新を目指す。

 

 

クラブを支えるマネージャー。

 


岩本紗里奈さん(いわもと さりな・1年・長野県茅野市/永明中出身・吹奏楽部)

 


塩谷梓さん(えんや あずさ・1年・駿台甲府中出身・大国陸上クラブ)

 

「♬ エヤササ アイヤ アイヤ 駿台 

  勝利のために ベストを尽くせ

  みんなのために 勝利をつかめ」

 

県高校総体陸上、9種目(最多)の大会記録を持っている陸上王国。

 

「いざ往け 不撓(ふとう)のターコイズブルー軍団・駿台甲府」

 

必勝祈願(於 甲斐善光寺)

 

三枝幸雄監督(指導歴31年)に引かれて 善光寺参り。

 

「On your mark」大会は3日、7日、8日。

 

 

平成26年5月1日(木)

高校総体まであと6日

 

開幕を6日後に控え、第66回山梨県高等学校総合体育大会会長(山梨県高等学校体育連盟 会長)の松本純也 日川高校校長を訪ねた。

 

元日本代表のラガーマン、大会への意気込みを爽やかに語った。

 

「参加校男子44校、女子41校の高校生最大のスポーツ行事。南関東総体2014を迎える直前の今大会、飛躍のステップとなるよう期待している。応援する生徒も選手と心を一つにして、それぞれの立場から団結や友情を深め、スポーツの持つ素晴らしさに触れて頂きたい。高校生活のよき思い出として、いつまでも心に残る大会になることを願っている。選手及び関係各位に深く感謝申し上げる」

 

 

 

 

大会プログラム(76ページ建て)

 

表紙の原画は、甲府西高校2年・齋藤純くんの作品。

 

「行手ほまれの 花かおる 友よいざつどいなん」

 

 

 

 

準備万端。

 

小瀬スポーツ公園への交通の要所に掲出された。

 

 

 

大会委員長・今村勇二 高体連理事長

 

副委員長・梶原宏之 高体連事務局長

 

両氏の‟熱い思い”が大会を成功に導く。

 

 

 

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